スイーツ業界について

スイーツ業界唯一の資格 製菓衛生師誕生の秘密とは

ロビン
ロビン
今回の記事は、ちょっとまじめな話

 

スイーツ唯一の資格と言って良い製菓衛生師。

 

もちろん、私も持っています。

 

今回はこの製菓衛生師をテーマに書いていきます。

実は製菓衛生師は、パティシエの歴史に関係ありまくりなんです!

なぜ、製菓衛生師が誕生したか?

パティシエの歴史を含めご説明します。

(まじめな話ですいません)    

製菓衛生師とは

 

製菓衛生士は、

製菓衛生師の資格を定めることにより菓子製造業に従事する者の資質を向上させ、公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的としており、製菓衛生師の免許は、都道府県知事が行う製菓衛生師試験に合格した者に対して、各都道府県知事が付与します

 

都道府県知事が付与しますが、基本的に国家資格になります。

 

製菓衛生師のメリットは主に2つ

1、製菓衛生師と言える

2、飲食店などに必ず1人はおかなければならない、食品衛生管理者を無資格で取ることが出来ます。

はっきり言います。

これだけです。

しかも、製菓衛生士を取っていなくても、

食品衛生管理者は取ろうと思ったらすぐに取れます。

製菓衛生師の受験資格

 

受験資格は、2つ

1、中学校卒業して、2年以上製菓業で働いている人

2、製菓学校で1年以上勉強している人

簡単に言うとこれだけ。

専門学校に行かなくても、製菓業で働いていたら受験資格は取れます。

1年1回、各都道府県で試験があります。

各都道府県なので、47回受けること可能。

例えば、東京は4月中に願書の締め切りがあり、試験が6月。

落ちたら、次は千葉県で受ければ良いみたいな感じです。

1回でも通れば大丈夫。

(詳細は試験スケジュールを見ていただければわかりますが、今回、このことを言いたいわけではないので、省きます)

 

製菓衛生師の勉強量(難しさ)

 

体感ですが、平均40時間(2時間×20日程度)で通ります。

合格率は60%ぐらいあり、そんなに難しくありませんが

勉強しないと落ちます。

製菓衛生士の受験に合格した場合の書類

 

・合格証書

・住民票

・お金5600円

・診断書(麻薬、あへん、大麻、覚せい剤の中毒者でない証明):有効期間は3ヶ月以内

以上の4つです。

製菓衛生士の歴史

 

今日のメインです。

 

製菓衛生師とパティシエの歴史って何が関係あるの?

 

まずは製菓業の歴史を説明します。

 

 

約50年前は、製菓業はとても下の仕事として見られていました。

 

高校にいけない人が、菓子職人になっていました。

(昔の建築業と同じイメージです)

 

また、がんばって調理士を目指し、有名ホテルや旅館に就職した人でもランクがあります。

調理師になっていても、下手な人は、

「お前なんか、大切な料理は作らせられない!お菓子でも作っとけ!」

 

つまり、どの道に行こうが、菓子職人の地位は低かったのです。

料理が出来ないやつが、菓子を作る!

こういうイメージ。

 

このままでは、ダメだ。なんとかしないと、製菓業は廃れていってしまう。

そして、その菓子職人の地位を上げるために出来たのが、

「製菓衛生師」という国家資格

 

すこしでも、菓子職人の地位を上げようとしたわけです。

 

私の製菓衛生師の説明を見てどう思いました?

正直、取得しても意味無いな、と思いませんでした?

 

私もこの業界にいるから取りましたが、製菓衛生師でないと製菓業ができない!とかないですし、それぐらいだったら、スイーツのレパートリーを増やしたほうが良いですよね。

誰もがそう思います。

 

しかし、製菓衛生師の資格は、菓子製造がうまくなるための資格ではなかった。

 

製菓衛生師は職人の地位を守るために出来た国家資格!

 

国家資格にして、製菓業の職人の地位向上に努めたのです。

 

だから、製菓衛生師は初めに書いたとおり、こう定められています。

製菓衛生師の資格を定めることにより菓子製造業に従事する者の資質を向上させ

これで、わかりましたよね!

まとめ

 

現在、私みたいに菓子職人(パティシエ)がもてはやされ、重宝されるのは、

過去の人が一生懸命努力した結果なのです。

 

地位の低い菓子職人のために、製菓衛生師が作られました。

 

勉強すれば、国家資格が取れる!

 

その名残として、先ほど書きましたが、製菓衛生師の試験に合格した後に

診断書(麻薬、あへん、大麻、覚せい剤の中毒者でない証明):有効期間は3ヶ月以内

 

これを提出しないといけません。

 

男性
男性
あへん?大麻?やってるわけないじゃん!

 

私もなぜ、このような書類が必要だったかわかりませんでした。

何回も書きます。

 

製菓衛生師は製菓業の地位を上げるための資格。

昔の荒くれものがしょうがなく働いていた、菓子職人。

調理士から、蹴落とされてしょうがなく働かされた、菓子職人。

この診断書は

俺らはまともな人間だ!とアピールするための資料

ということになります。

 

取得しても、お菓子の技術があがらない製菓衛生師。

取得しても、特に衛生面が勉強できるわけでもない製菓衛生師。

 

今のパティシエとして自分の地位を作り上げたあげてくれた、昔の人に感謝するため、

製菓衛生師を取得してよかった!と感じます。

 

(ただ、もう少し今の時代に役に立つ内容にしてほしいな)

 

以上、お読み頂きありがとうございました。

 

ロビン